一言も言葉を発さずに買い物ができ、自宅から一歩も出ずに欲しいものが手に入る時代になりました。
そんな現代では、たわいのない会話や感情の共有が苦手な人が多いといいます。
今回は「欠如しているのでは」と悩んでいる人も多い、コミュニケーション能力について解説しましょう。
コミュニケーション能力は必要?会話のない日々で孤独を感じる人も
現代において、誰かとまったく会話をせずに暮らしていくことは不可能ではありません。
オンライン注文やスマホ決済、インターネットの利用など、言葉を介さずに生活を営む方法はいくらでもあります。
しかし自分の主張を相手に正しく伝えたり、相手の考えを理解したりするにはコミュニケーションが必要不可欠です。
メールやメッセージアプリ、SNSを使った非対面式の会話方法でも、コミュニケーション能力の有無が問われます。
対面でもオンライン上でも他者との関りがない日々を送ると、コミュニケーション能力が低下し、相手の気持ちを理解する能力も衰えてしまうでしょう。
コミュニケーション能力が高い人・低い人の違いは?2つのスキル
コミュニケーション能力が低いと相手に誤解を与えやすく、嫌われてしまったり、知らず知らずのうちに敵を作ってしまったりすることもあります。
好感の持てる会話をするために必要な能力として「アサーティブコミュニケーション」と「ロジカルコミュニケーション」の2つのスキルがあり、コミュニケーション能力が高い人はそのどちらも持っている可能性が高いです。
アサーティブコミュニケーションは相手の考えを尊重しつつ自己主張できる能力、ロジカルコミュニケーションは論理的に相手の話を理解して円滑なコミュニケーションが取れる能力のこと。
コミュニケーションが苦手な人は、そのどちらも欠如しているため相手とぶつかり合ったり、自分の気持ちを抑え込んでしまったりする傾向があります。
会話が苦手でも大丈夫!コミュニケーションは笑顔から始めよう
コミュニケーション能力が低い人は苦手意識が強く、自分から会話の流れを作り出すことができません。
そのため過度に緊張し、表情まで暗くなってしまいます。
これが他者には壁を作っているように見え、話しかけづらいオーラを作っているのです。
その後の会話については深く考えず、まずは明るい声と笑顔で挨拶してみてください。
話しかけた相手がコミュニケーション能力に優れた人なら、向こうからスムーズな会話に誘導してくれるので心配ありません。
コミュニケーション能力が低い者同士であっても、笑顔で挨拶して悪い気持ちになる人はほとんどいないでしょう。
コミュニケーション能力をアップさせるには、とにかく話してみることが大切です。
まずは「あなたと楽しい時を過ごしたい」という自分の気持ちを伝えるつもりで、明るい挨拶を。
初めからウケる話をしようとするより、相手に共感する姿勢が好印象に映ります。