人の性格には、「真面目」「優しい」「自分勝手」「大雑把」など様々なタイプがありますよね。
それぞれ長所もあれば、短所もあり、その考え方は人によって違うこともあります。
自分が自慢に思っていることが他人から見たら悪い面だと指摘されたり、反対に自分が直したいと思っている性格も、他人から見たら良い面だと褒められることもあるのです。
今回は、「心配性」という性格についてまとめてみました。
心配性って生まれつき?遺伝子の組み合わせで決まる!
2つの遺伝子の組み合わせによって、心配性かどうかが決まるとされています。
1つは「内向性性格遺伝子(S型)」といい、慎重な行動ができるという良い面と、何事にも不安や恐怖を感じやすい、ネガティブといった悪い面があります。
もう1つは「外向性性格遺伝子(SL型)」といい、度胸がありポジティブな反面、先を見越した行動が苦手です。
この遺伝子がセットになることにより、人は「SS型」「SL型」「LL型」の3種類に分かれますが、特にアジア人はL型を持っている人が少ないことが分かっています。
ほとんどの日本人が「SS型」または「SL型」を持ち、それにより生まれつき心配性であるということが遺伝子的にも証明されているのです。
心配性の良いところ・悪い所
心配性の人は先を見越すことができるので、将来起こる危険性について察知する能力に優れています。
例えば、心配性の人は子どもの頃も道路へ飛び出したり高い所に登ったりせず、怪我をすることは少なかったでしょう。
「こうしたらこうなる」ということが予測できるので、失敗を未然に防げるのです。
一方、不安感や恐怖感が強いので、何事にも怯え、チャレンジ精神のない消極的な行動をしてしまうことが多いでしょう。
心配性を克服したい!心を落ち着けるには
心配性の人はネガティブになりやすいので、まずは意識的にポジティブな思考に変えてみましょう。
不安を感じたら、「私なら大丈夫」と考えるようにしたり、鏡に向かって笑顔を作ったりするだけでも効果があります。
それでも不安感がぬぐえない場合には、その理由について掘り下げてみるのもおすすめです。
例えば今日の試験が上手くいくか不安だと思ったら、なぜそう思うのか理由を考えてみましょう。
勉強不足だと思うならもう一度見直してみる、自信がないなら模擬試験を受けて客観的な評価をしてみるという対策を取ることができますよね。
漠然とした不安感の中にいるよりも、「それならどうしたら良いのか」を考えてみることで、心配性の人が持つ長所の「先を見越す力」を発揮できるのです。
自分は心配性だと悩んでいる人も多いですが、日本人のほとんどが同じ不安遺伝子を抱えていることが分かりましたね。
自分の性格を前向きに捉えて、良い面に変えていきましょう♪