社会で生きるうえで、他人に対して言わない方が良いこと、言ってはいけないこともあります。
個人的な意見や気持ちを含まない「あたり障りのない会話」は、誰も傷付かずに済むでしょう。
しかしより親しくなるには本心を打ち明けることも大切です。
今回は、本当の自分を出せない人の特徴について解説しましょう。
本心を明かさないデメリットは?人間関係が上手くいかない理由
自分からプライベートな話をしない、悩みや愚痴を一切言わない人は
「何を考えているか分からない」
「心を開いてくれない」
と相手に不信感を抱かせてしまう可能性があります。
チームでの仕事はメンバー全員が協力し合わなくてはいけません。
普段からコミュニケーションを取っていれば「助けてほしい」と言われなくても相手が困っていることを察知できるはずです。
本心を隠す人は無意識のうちに他人の感情も見て見ぬふりする傾向にあるため、結果的に自分一人だけで仕事をしているような態度を取ってしまいます。
いつも気付くと周囲から浮いてしまうという人は、知らず知らずのうちに不親切な人になっているのかもしれません。
心を閉ざしている?深い人付き合いができない人の特徴
無用なトラブルを防ぐため、最低限のあいさつや返事だけしようと思っている人も多いです。
しかし次のような人は自分が引いた境界線が相手にも伝わっている可能性があります。
・自分のことは一切言わない
仕事で困っているのに相談しない人、何があっても無表情な人は、他人に対して壁を作っているように見えます。
長く付き合っていればプライベートな話をしたり、愚痴をこぼしたりするのは普通のことです。
何年も一緒に仕事をしているのに一切個人的な意見を発言しない、感情の起伏さえ感じ取れない人は謎の人物でしかありません。
・会話が弾まない
話しかけられた時に「はい」「いいえ」しか返さない人もいますよね。
質問を投げかける人は、相手から話を引き出そうとしているはずです。
例えば「天気が良いですね」と話しかけられた時に「そうですね、天気予報では今週ずっと晴れるそうですよ」などと、一般的には質問に+αで返す人が多いでしょう。
しかし他人に対して壁を作っている人は「そうですね」とすぐに会話を終了しようとする傾向があります。
これでは相手が話しかけたことを後悔してしまい、「気難しい人」「変わっている人」というレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
・必要以上に遠慮する
同僚からお菓子をもらった時、手助けを申し出られた時、相手の善意を受け取れない人もいます。
同じ職場の仲間で助け合うのは当然のことであり、同僚からお菓子を一つもらうだけで個人的な人間関係が構築されるわけではありません。
極端に遠慮する姿は相手を不快にさせ、善意を受け取ってもらえなかった恥ずかしさや気まずさが怒りに変わることもあるでしょう。
人付き合いに悩んでいる人の多くが「何を話したら良いか分からない」と思うそうです。
自分からも質問するよう心掛けると、会話が続くようになります。
いきなりプライベートな話をする必要はありません。
笑顔を作るだけでも柔らかな印象を与えられるので、まずは見えない壁を取り払うことから始めてみましょう。