友人や恋人から「悪口を言うのは良くないよ」と言われたことはありませんか? いけないことだと分かっているのに、どうしても悪口を言ってしまう人がいます。 思わず口にしてしまった言葉でトラブルに発展したり、気付けば他人の粗探しをしている自分に自己嫌悪したり、それでも悪口がやめられないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。 今回は、悪口を言いたくなる原因や改善法を調べてみました。

なぜ悪口を言いたくなるの?ストレスのはけ口になっている

人の悪口を言ってしまった時、どんな気持ちだったのか思い出してみましょう。 本人に不満を持っている時はもちろん、場合によってはその人とは関係ないことでストレスを感じている時にも悪口が思い浮かんでくるかもしれません。 悪口を吐き出すのは快感であり、手軽なストレス発散方法になっているのです。 悪口を言うことによってストレスの原因が解消されるわけではありませんが、多少スッキリしますよね。 また、自分の方が上だという優越感に浸りたいという欲望から、無意識に人の悪いところを探してしまう人もいます。 自分より容姿が優れていたり、仕事などで評価されていたり、自分の立場を脅かす存在だと認めているからこそ悪口を言いたくなってしまうこともあるでしょう。

悪口のデメリットは?信用されない人間になる

自分のストレス解消になるなら、悪口を言ったって良いじゃないかと思う人がいるかもしれません。 しかし、悪口は言った本人にも悪い影響を及ぼします。 例えば日常的に悪口を言っている人は、他人から嫌われやすくなるでしょう。 悪口を言っている本人のストレスは解消されますが、聞いている相手にはストレスを与えることになります。 誰かを批判し、侮辱するような言葉を聞くことで不快な気持ちになる人は多いです。 その場では悪口を一緒に楽しみ、自分の考えを受け入れてくれたかのように見えますが、内心では 「信用できない」 「裏表が激しい人なんだ」 と感じている可能性があります。 徐々に距離を取られ、表面上の付き合いだけになるでしょう。 また、「悪口を言う人」というイメージが自分自身の評価を下げ、人間関係を壊してしまうおそれもあります。

悪口を溜め込むデメリットもある!?ストレス発散方法を見直そう

デメリットだらけなら、悪口を言わないように我慢するのが良いのでしょうか。 今まで悪口を言うことがストレスのはけ口だった人が無理やり我慢すると、大きなストレスを抱え込んでしまいます。 ネガティブな感情を吐き出せなくなり、他人から共感してもらえないため精神的なストレスはさらに増幅します。 ただ悪口を言わないように我慢するのではなく、別の形でストレスを発散したり、自分の気持ちを上手く表現したりするよう意識を変えてみましょう。 不満を抱いている相手に直接話をすることで、トゲのない言い方ができるはずです。 他人に愚痴をこぼせば悪口ですが、本人に対して柔らかい言葉で丁寧に伝えれば事態を改善するのに役立つアドバイスとなります。


誰しもネガティブな感情に支配される時があります。 人の悪口を言いたくなったら、まずは自分自身にご褒美をあげてみましょう。 安心やワクワクする気持ちなど、ポジティブな感情を集めれば他人の悪いところなど気にならなくなるかもしれません。