何事も頑張りすぎてしまい、気付けば一人で空回り…という人はいませんか?
責任感が強すぎたり、理想が高すぎたりすると、自分にも他人にも厳しくなりがちです。
やる気があり過ぎる人、些細なミスが許せない人はどうやって立ち回れば良いのでしょうか。
今回は、頑張り屋さんや完璧主義の人の特徴、良好な人間関係を作るためのコミュニケーションのコツをご紹介します。
頑張り屋さんは厄介者!?周囲とのモチベーションに温度差
与えられた役割を全うするのはもちろん、自分にできることを探してしまうのが頑張り屋さんの特徴です。
頼まれてもいないのに自ら志願し、人が嫌がることを率先して引き受けるので自分では「良い人」だと思っています。
しかし、組織の中では
「自分だけ良い評価が欲しいのか」
「あの人が張り切ると、他の人まで頑張らないといけなくなる」
と反感を買ってしまう場合も。
また、頑張りすぎてしまうことで心身にストレスを抱えやすい傾向にあります。
悩みを周囲の人に話しても「そんなに頑張らなくても良いのに」と言われ、理解してもらえない辛さから孤独感を感じるでしょう。
完璧主義者は嫌われる!?妥協できない
自分に厳しいだけでなく、他人にも厳しい完璧主義者。
怠けている人を指摘し、ちょっとしたミスを必要以上に責めてしまうこともあります。
他人の失敗を見つけて不正を正し、自分ではヒーローのように感じているかもしれません。
しかし、組織の中にはさまざまなタイプの人がいます。
どんなに気を付けてもミスをしてしまう人、自分の特性や家庭の事情などが仕事に影響してしまった人など、本人の努力だけではどうしようもない場合もあるのです。
完璧主義者の人は決められたルール、期日、仕事の質や量について妥協を許しません。
仕事の目的を忘れ、ノルマの数字を達成することや間違いが一つもないことを優先させてしまう人もいるでしょう。
その結果、同僚や後輩、時には取引先や顧客からも嫌われてしまう可能性があります。
組織の一員であることを意識しよう!何よりもコミュニケーションが大切
職場や学校、スポーツチームなど、組織には結果よりも大切なことがたくさんあります。
誰かの失敗をフォローし合い、良かったところを褒め合えるのが組織のメリットです。
たった一人が頑張っても、完璧な仕事をしていても、必ず成功に結び付くわけではありません。
頑張り屋さんや完璧主義な人は、自分の理想を押し付けるのではなく、組織のために最も良い仕事のやり方は何か、自分が組織のために何ができるのかを考えてみましょう。
結果にこだわらず、まずは周囲の人とコミュニケーションを取ることを優先してみてください。
周囲の人から誤解されたり、反感を買ったりするのはコミュニケーション不足も原因の一つです。
チームの意見を聞き、素直な気持ちを伝え合うようにすれば、「一人だけ頑張っている」状態から脱却できるでしょう。
他人の間違いを指摘した時は、「何か手伝えることはある?」などとフォローするのも忘れずに!
失敗をカバーしてくれる存在になれば、頼られる真のヒーローとなるでしょう。