占星術には、生年月日などで人によって違う「個人」としての運勢を占う方法と、天体の動きによってこの世界全体に起こる出来事や人々の価値観など「時代」を占う方法があります。
2020年は「土の時代」から「風の時代」に変わったといわれており、人々の価値観も物質的なことから形のないものを重んじるように変化してきました。
今回は、風の時代に入ってから3年が経過した2023年下半期にどんなことが起こると予想されているのか解説しましょう。
2023年下半期は「多様性」がキーワードに!膿出しが始まる
2020年から始まった風の時代では、地位やお金、力ではなく、「価値観」によって物事が動く社会に変わっていきました。
一番大きな変化があったのは芸能界かもしれません。
これまでテレビで活躍していた人物といえば、大きな事務所に所属しているタレントでしたよね。
ところが2020年以降は、YoutubeやSNSで発信していた一般人がテレビ界にも進出してくるようになります。
大手芸能事務所所属のタレントより、Youtuberの方が若い人の人気を集めているという調査結果もありました。
反対にこれまで芸能プロダクションに所属していながらテレビを離れ、自身が立ち上げたチャンネルでYoutuberとして再スタートするタレントも増えています。
今後はトランスジェンダーであることをカミングアウトしたり、自身の性自認に基づいた新たな姿でテレビに出演したりするタレントがますます増えていくでしょう。
しかし2023年下半期では、これらの「多様性」が広く一般的に認められるところまでは到達しません。
むしろこれまでの常識と新しい価値観の間で揺れ動き、思い悩む人が増えたり、社会的に大きな騒動が巻き起こったりする可能性があります。
この「膿出し」が、新たな社会・価値観の「生み出し」につながるでしょう。
どんな人に風が吹く?クラシックなものに関心が高まる
風の時代は、形のないものへの期待が高まっています。
2023年下半期以降も、物質的な物やお金ではなく、人と人とのつながりや環境保全、新たな感性に目が向けられるようになるでしょう。
ただし全てが形のないもの、デジタルな方向へ進むわけではありません。
これからはあえてアナログなものや、古いもの、手間がかかるものにもスポットライトが当たると予想されています。
人々は、最先端テクノロジーを追いかける者、クラシックでレトロなものに興味を持つ者の両極に分かれるでしょう。
風の時代に脚光を浴びるのは、古いものと新しいものを上手に使い分ける人ではなく、どちらかに傾倒した「オタク」かもしれません。
2023年上半期は新たな価値観が生まれ、下半期は古いものと新しいものの狭間に苦しみや葛藤が起こります。
そしてそこからまた新たな価値観が生まれていくでしょう。
2023年下半期を制し2024年に大きく羽ばたくためには、ここでしっかり膿出しをするべきです。