人の顔色を伺ったり、気に入られようと頑張ったりして心が疲れてはいませんか?
現代では、コミュニケーション能力がないと仕事や人間関係が上手くいかないと思われがちです。
しかし、話し方が上手だからといって仕事ができるわけではなく、親しみやすい人が誰にでも好かれるわけではありません。
今回は、他人にどう思われているかという不安を克服していきましょう。
嫌われないように…それって本当に必要な行動?
より良い仕事のためには、上司や取引先に気に入られなくてはならないと思っている人もいるでしょう。
確かに嫌われているよりは、好かれている方が仕事がやりやすいかもしれません。
しかし、真剣に取り組み、誠実な言動をしていれば他人に好かれる必要はないのです。
むしろどんな状況でも良いことばかりを言い、こちらの要求にすべて二つ返事を返すような人が信用されるでしょうか。
相手の話に合わせて調子の良い態度を取っているだけでは、本当に信頼される人にはなれません。
「嫌われたら仕事ができなくなる」と考えるより、自分が会社や職場のチームにとって何ができるかを考えましょう。
嫌われない人はいない?摩擦は当たり前のこと
不満を言われたり、嫌な態度を取られたりするとショックですよね。
誰とも衝突しなければ、こんな思いをしなくて済みます。
しかし人は生きている以上、意見が対立する場面が必ずあるでしょう。
友人や職場のチーム内で、すべての人の意見が一致するなんてことはほぼありません。
自分の意見を言った時、受け入れてもらえないと深く傷付き、まるで自分自身が否定されたと感じる人がいます。
反対意見が出たり、自分に対して嫌な態度を取ってくる人がいたりしたら、まずは仕方のないことだと捉えましょう。
自分が悪いとか、なにか間違っているのではなく、「そう考える人もいるんだな」と思えば自分を責める必要がないと分かりますよ。
他人に気を遣うより、自分を認めてあげることが大切です。
より良い議論のために…ぶつからなければ得られないものもある
特に日本人は、和を重んじる人が多いのも事実です。
波風立てないように、上の立場の人の機嫌を損ねないように生きている人も多いでしょう。
しかし、異を唱えられないことで悲惨な結末を迎えた経験がある人も…
例えば会議でおかしいと思った予算があっても、「余計なことは言わないでおこう」と遠慮したらどうなるでしょうか。
会議の時点で誰かが指摘すれば未然に防げたのに、そのまま承認されてしまったために大損害になったということもあり得ます。
それよりも遠慮なく意見をぶつけ合い、議論を重ねた方が良い結果を生んだかもしれませんよね。
人の顔色ばかり伺って生きている人は、少しずつ自分を解放してみましょう。
心の内を話すことで、もっと仲良くなれる人がいるかもしれません。