神社やお寺に行くと、交通安全や恋愛成就などのお守りが売っていますよね。
他の国でも悪いものから身を守ったり、願い事を叶えてくれたりするお守りがあります。
日本では小さな袋のような形をしたものがお馴染みですが、世界ではどんな形のお守りがあるのでしょうか。
今回は海外のお守りについて調べてみました。
魔除けに目玉!?トルコの「ナザール・ボンジュウ」
トルコのお守りは青いガラスに目玉のような模様が描かれたものが有名です。
トルコでは、他の人から悪意を向けられると、それを受け取った人が体調を崩したり、物事が上手く進まなくなったりすると考えられています。
この悪い力を「邪視」といい、これを跳ね返してくれるのが「ナザール・ボンジュウ」という目玉のお守りなのです。
アクセサリーやキーホルダーとして身に付けたり、玄関や部屋のドアに大きなものを掛けている人もいます。
夢を捕まえる!アメリカの「ドリームキャッチャー」
ネイティブアメリカンに伝わるお守りに、「ドリームキャッチャー」というものがあります。
網や刺繍糸、鳥の羽などで作られた蜘蛛の巣のようなオブジェで、これを部屋に飾ると悪い夢から守り、良い夢だけを見せてくれると信じられています。
良い夢を見ることで、翌日を気持ちよく過ごして幸せになろうという考え方をしているのです。
3人の女性に相談?ペルーの「チョリータス人形」
南米ペルーのクスコに伝わる可愛いお守りは「チョリータス人形」と呼ばれています。
カラフルな小袋に伝統衣装を身にまとった3人の女性の人形が入っており、手作りのため色や表情が一つひとつ違うのが特徴です。
これは3人の人形が力を合わせて、持っている人の悩みを解決してくれるというもので、クスコに住む人々は幸せを願って部屋に飾ったり、カバンなどに入れて持ち歩いたりしています。
奇跡のエピソードも!?ポルトガルの「幸せのバルセロス」
ポルトガルでは、幸せや奇跡を与えるモチーフとしてオスの鶏があります。
無実の罪で絞首刑になった巡礼者が一命を取り留めて釈放されたという奇跡のエピソードが由来となっており、巡礼者の無罪を証明したと言われる黒いオスの鶏にポルトガルの国旗のカラーで彩ったものが人気です。
キーホルダーや鉄製の置物など、様々なものがお店で売っているようですね。
世界でも厄除けや幸せを運ぶお守りのようなものがたくさんあり、それぞれその国の文化によって違いがあるようです。
旅行に行った際には、ぜひ気になるものを購入してみてくださいね♪