依存症なんて気の持ちようでどうにかなる!と思っている方は少なくありません。
実は、依存症は本人の意志だけでどうにかなる病気ではないんです。
「家族や友人、恋人が何かに依存していてどうしたらいいかわからない…」そんな方は、まず依存症について知ることが大切です。
今回は、依存症についてお話していきます。
依存症とは?

お酒が好きな人や買い物が好きという方は珍しくないですよね。
しかし、依存症か?と言われたら、そうではないと答える方が多いです。
本来の依存症とは、「やめたい気持ちがあってもやめられない」「なかなかセーブできない」などの症状を言います。
依存症に陥っている方は、自分をコントロールできません。
依存症は大きく3つに分けることができます。
・「物質依存症」…タバコや酒、ドラッグなどに依存
・「プロセス依存」…ギャンブルや買い物、インターネットや仕事などに依存
・「関係依存」…恋愛やDVなどに依存
これらの依存症は、依存症治療の専門病院などで診断や治療ができます。
依存症になってしまう原因は?
依存症の原因は一人ひとりその内容は違います。
1度得た快感を求めて何度も繰り返すことで、脳が快感に慣れてしまい今までと同じでは満足できず、徐々に量や行為が増えて最終的に依存症へと進行してしまいます。
他にも、寂しさや不安を消し去ろうとして何かに依存してしまう人や、身近な人が依存症に陥っていたことがきっかけで依存症になってしまうこともあります。
回復できるの?
依存症の治療には、周りの方の協力がとても大切で、本人の意志だけで回復できる方は多くありません。
また、通院して回復に向かっていたとしても、条件が揃うと繰り返してしまう可能性があります。
そんな時に、周囲の人たちが呆れたり怒ったりするのは好ましくありません。
本人に治したいという気持ちがあっても、自分をコントロールすることができない病気ということを頭に入れておく必要があります。
また、病院には家族の方や友人と一緒に通院し、複数人が本人の現状を把握している状態がおすすめです。
依存症の問題を抱えている人が定期的に集まって話し合いをする「自助グループ」や「リハビリ施設」などで回復を目指す方法もあります。
本人に自覚がないうちは、「やめよう」と思ってもやめられずに失敗して自暴自棄になり、同じことを繰り返してしまうことが多いです。
周囲の人が協力して本人に自覚させていくことが大切になってきます。
今回は依存症について紹介してきました。
ぜひ、参考にしてみてください。