中国で生まれた「算命学」では、持って生まれた性格やどのような人生を歩むかを「陽占」という方法で占います。
この占いに使われるのが「宿命図」という図式です。
今回は、この宿命図でどんなことが分かるか見てみましょう。
宿命図とは?9マスで人生が分かる
宿命図は、縦3マス・横3マスの表になっています。
全部で9マスあり、この中にはそれぞれ2種類の星が配置されます。
一つは「十大主星」といい、その人の基本的な性格や持って生まれた本能を表す星です。
10ある十大主星のうち、一人につき5つが宿命図に描かれます。
もう一つは「十二大従星」という星です。
これは12ある星のうち、一人につき3つが宿命図に描かれます。
人生を若年期、中年期、老年期に分け、それぞれの時期にどんな生き方をするかを読み解くのに使われているでしょう。
性格や本能が分かる!十大主星
宿命図の9マスのうち、中心の1マス、その上下左右の4つのマスに入るのは「十大主星」です。
貫索星・石門星・鳳閣星・調舒星・禄存星・司禄星・車騎星・牽牛星・龍高星・玉堂星のいずれかが配置され、同じ星が入る場合もあります。
それぞれの星は性格を示し、星が入るマスの位置、他にどんな星があるかによっても違った結果になるでしょう。
また、プライベート・社会的に見せる顔、目上・目下に見せる顔など、本質とは異なるさまざまな側面も読み解くことができます。
才能・年代別の運気が分かる!十二大従星
宿命図の9マスのうち、右上・右下・左下に入るのが「十二大従星」です。
天報星・天印星・天貴星・天恍星・天南星・天禄星・天将星・天堂星・天胡星・天極星・天庫星・天馳星のうち、いずれかが配置され、同じ星が入る場合もあります。
右上のマスは初年期、誕生から25歳頃までの運気を示します。
右下のマスは中年期、25~55歳頃までの運気、左下のマスは晩年期、55歳から亡くなるまでの運気を示します。
ただし、人によってそれぞれの運気が切り替わる年齢は多少異なっているでしょう。
大体このくらいの年齢で運気が変わるという、大まかな目安だと思っていてください。
左上のマスには何が入る?使命星
残る一つのマスには、どんな星が入るのでしょうか。
ここに配置されるのは「使命星」や「伴星」と呼ばれる星です。
この星はその人の生き方を示し、先祖から贈られた使命を表しています。
人によっては適職であり得意なことになるかもしれませんが、人生で直面する困難にもなり得るでしょう。
使命星は十大主星のいずれかが入り、どう生きるべきかを教えてくれます。
宿命図は、生年月日によって算出されます。
数字を入力するだけで簡単に宿命図を導き出してくれるサイトもあるので、興味がある人は検索してみてくださいね。