皆さんは、「コーヒー占い」という占術をご存知でしょうか?
数ある占いの中では珍しい占術で、ご存知ではない方もいると思うので、今回はコーヒー占いについてご紹介します。
コーヒー占いとは

コーヒー占いとは、古くからトルコで行われていた占術法です。
飲み終わった後のカップにソーサーをかぶせひっくり返し、底に残ったコーヒーの粉の模様を用いて、運勢を占うといったものです。
トルコでは身近で有名な占術法ですが、日本ではまだあまり知られていません。
トルココーヒーの歴史
コーヒーは、トルコ共和国の最大の都市である「イスタンブール」で生まれ、育ちました。
1554年、旧市街の商業地区として栄えいていたエミノニュ地区の一角に、第1号となるコーヒー店がオープンしました。
始めは、豆を販売するだけのお店でしたが、次第にコーヒーも提供するスタイルになり、1557年、カフェ世界第1号店である「カフヴェ・ハーネ(コーヒーハウス)」としてもオープンさせました。
性別年齢問わず愛されるコーヒーの人気は勢いが凄まじいもので、トルコ国内だけではなく、イスタンブールに訪れた商人や各国の大使を通じて、世界各国に広まりました。
トルコは、カフェ文化の発祥の地だったのです。
コーヒー占いのやり方
トルココーヒーは、普通のコーヒーとは違い、焙煎されたコーヒー豆を細かく挽いて粉にしたものを、水、砂糖と共にCEZVE(ジェズヴェ)という鍋で煮たてます。
コーヒーの表面に泡がたくさん出るのですが、泡が多ければ多いほど美味しいと言われているんですよ。
煮立ったコーヒーのをカップに注ぎ、粉がすんでから上澄みを飲みます。
粉が残るまで飲み、その後カップにソーサーをかぶせ、時計周りに3回回します。
その際、自分の願いを心の中で強く思うことが重要なポイントです。
占い結果の見方
主に模様が「満月タイプ」「半月タイプ」「三日月タイプ」「新月タイプ」などに分かれています。
今回は、その4つの占い結果について簡単にご紹介します。
・満月タイプ
物事が何でも上手くいき、ラッキーな1日になります。
・半月タイプ
特に問題が発生しない平穏な1日を送ることができますが、でしゃばることはNGです。
・三日月タイプ
思うようにいかず、悔しい思いをする1日になりそうです。
気配りを大切にすることを心掛けましょう。
・新月タイプ(かすかに模様がある)
アンラッキーな1日になりそうな予感。
上手くいかに時は、優しい心で人に接することが大事です。
上記の占い結果はあくまで例なので、他の模様が浮かび上がることもあります。
世の中にはまだまだ知らない占いがたくさんありますよね。
日本国内でコーヒー占いを行っているお店があるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください!