金運がある人は「福の神」が憑いている、金運がない人は「貧乏神」が憑いているなどといわれることがあります。
実は福の神と貧乏神は姉妹で、いつも一緒に行動しているという逸話があるとか。
今回は、貧乏神を回避して福の神に好かれるにはどうしたら良いのか解説しましょう。
福の神と貧乏神の正体は?実は姉妹だった
福の神は「吉祥天(きっしょうてん)」と呼ばれる女神で、福徳を授けてくれるといわれています。
美しく気品のある神様は、金運のモチーフとしても知られているでしょう。
いっぽう貧乏神は「黒闇天(こくあんてん)」と呼ばれる女神で、吉祥天の姉です。
みすぼらしく醜い姿をしており、逸話では黒闇天が訪れた家の主人が追い返そうとしたとか。
しかし吉祥天と黒闇天は常に一緒に行動しているため、どちらかを追い出せばもういっぽうの女神も出て行ってしまいます。
吉祥天と黒闇天は表裏一体、陰陽の関係であると信じられているのです。
そのため仏教では、吉祥天に金運のお願いをする場合、まず黒闇天を供養しなければならないとされています。
福の神に好かれる人はどんな人?心が豊か
吉祥天の美しさや気品は、心の豊かさを表しています。
お金を欲しがる卑しい人のところへは訪れません。
反対に、他人に与えることができる人のところに福の神はやってくるのです。
手にした財産を世のため人のために使うと、必ず自分に還ってくる人がいますよね。
ボランティアやチャリティーの活動をしている人ほど、お金持ちであることも多いでしょう。
また、お金を使わずに貯めているばかりの人より、大きな目的のために買い物をしたり投資をしたりする人の方が多くの資産を築いている場合もあります。
ただ散財するのではなく、その結果何かが生まれることが大切です。
福の神は新しい価値を生み出す「生き金」を使う人に引き寄せられるでしょう。
貧乏神はどこにやってくる?貧乏性と相性が良い
黒闇天は、みすぼらしい姿をしていました。
清潔感のない人、物が捨てられない貧乏性の人は貧乏神に好かれてしまいます。
不要な物があるのにもったいなくて捨てられない人、身なりがだらしない人、お金や時間にルーズな人は貧乏神が憑きやすいでしょう。
また、損得勘定で行動する人も結局は損をします。
心が貧しいため、福の神から見放されて代わりに貧乏神がやってくるのです。
お金がないといつも愚痴を言っている、何事にも悲観的になっている人も貧乏神を招いてしまいます。
金運を上昇させるには、貧乏神を遠ざけて福の神を招きましょう。
ただし、2人の女神は一心同体。
いつ入れ替わってもおかしくありません。
手にしたお金は誰かのために使い、欲張らないようにしてくださいね。