中国では、金運上昇を願って龍の置物を置く風習があります。
龍は恵みの雨をもたらす存在として人々に信仰され、当時の皇帝のシンボルにもなっていました。
今でも高貴なもの、敬うべきものとして考えられている由緒あるモチーフです。
また、龍は水の神として考えられているため、水の気が運ぶといわれる金運にも関係があります。
今回は、龍がもたらす金運について解説しましょう。
龍が引き寄せるものは?高い霊力を持つ守護神
龍は、古くから「龍神」として信仰の対象になっていました。
中国や日本でも龍神を祀った神社があり、龍にまつわる伝説も数多く残っています。
絵画などで見られる龍が空に駆け上っていく様子は、大きな成功を表現しているでしょう。
龍神には高い霊力があり、龍を模ったモチーフには金運や商売運、強運を引き寄せるなどのご利益があると考えられています。
水に縁がある?雨男・雨女には龍神が憑いている
龍神は、水を司る神様としても信仰されています。
今では雨が降ると、がっかりする人も多いですよね。
しかし本来は、作物を育て大地を潤す恵みの雨です。
雨が降るのは龍神からのありがたい恩恵だと、古くから考えられてきました。
大事な場面でいつも雨が降る、楽しみにしているイベントで必ず雨が降るような人を「雨男」「雨女」ともいいますよね。
こういう人は、龍神から祝福を受けているのです。
入学式や結婚式など、大切な日に雨が降るのは縁起が良いことだと考えましょう。
龍神が憑いている人は運が強いことが多く、将来的に成功する可能性も高くなっています。
龍神は5色いる?金運は白龍がもたらす
中国では、あらゆるものが「陰陽五行」に分けられると考えられてきました。
龍にも5つの色があり、それぞれ司るものが違うとされています。
例えば金の龍は大地を守り、五穀豊穣を司ります。
人々の運気では、家庭運を上げてくれるでしょう。
黒い龍は対人運や夫婦運を、赤い龍は生命力の源です。
中国では願い事を叶えてくれるのは赤い龍だと信じられてきました。
金運を司るのは白い龍で、同時に縁結びのご利益もあります。
物質的な豊かさのほか、心の豊かさも白い龍がもたらしてくれるでしょう。
白龍が棲んでいる?新潟県の高龍神社
新潟県長岡市にある「高龍(こうりゅう)神社」には、金運にご利益のある白い龍が棲んでいるといわれています。
ご祭神は高龍大神という龍神で、この地方では古くから信仰されている神様です。
ご神体は白蛇ですが、龍神の使いであると敬われてきました。
境内には今も白蛇が生息しており、抜け殻を持ち帰る人もいます。
参拝すると金運や商売運にご利益があり、地元住民だけでなく全国から経営者が訪れるそうです。
他にも日本全国に龍神を祀る神社があります。
また、龍の棲みかである「龍穴」も各地に点在しているとか。
これらはパワースポットにもなっているので、興味がある人は調べてみてくださいね。